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ブログ全体の目次ページです。 このブログは、死と供養、通過儀礼、スピリチュアルケアやグリーフケアなどについて、文化人類学や経済人類学、民俗学、心理学などを適当に横っ飛びしながら、考察した文章を掲載しています。 ★印はおススメの文章です。 ◆雑考 ・「千の風になって」の死後観 ・映画『おくりびと』の死生観 ★…
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死生観の歴史、その概念的モデル化のメモ

伝統的な先祖信仰と仏教を中心に、死生観の歴史に関して、ごく概念的にモデル化したメモです。 日本を中心にしていますが、モデルの多くの部分は、世界的な視点になっています。 <1> 原初的な理想の先祖信仰を持つ遊動文化 日本、及び世界の、原初の文化は、「非定住遊動」型であったと推測されます。 数家族からなる流動的なバンド単…
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清めの戦い(中世から)

大和の大元の聖地は三輪山。 その裏から流れる初瀬川の脇にある長谷寺は、大和、三輪の奥之院に当たります。 実際、いち早く神仏習合を進めた三輪流神道は、長谷寺と連携し、三輪の大神神社の若宮の本地を、長谷寺の本尊の十一面観音としました。 若宮は豊穣神ですが、その本地の十一面観音は、大和の命をはぐくむ水を提供する水神(川の女神)を背景に持…
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供養と終活(グリークワークとスピリチュアルワーク)

伝統的文化における、あるいは心の無意識的な意味における、「供養」と「終活」、グリークワークとスピリチュアルワーク(自分の死によるグルーフワーク)の本質を、統一的観点から理解し、ストーリーを組み立てます。 人の心には合理的に考える側面と、無意識的・象徴的に考える側面があります。 前者は科学の発達とともに変化しますが、後者にはいつの…
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供養の経済と「つながり」の創造

供養と経済とコミュニケーションについて、形になった部分と形になる前の部分という観点から、統一的に論考します。 人と人の「つながり」は、コミュニケーションや経済を通して、組織とともに作られます。 日常意識の世界は、「言葉」や「イメージ」のような「形(表象)」でできた世界です。 コミュニケーションでは、それらを交換します。…
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イエスその人の思想

キリスト教の教えではこうだから、葬儀や供養はこうしなきゃ、というドグマからの解放されるのため、イエスその人の思想について書きます。 キリスト教の起源になった、ガリラヤで活動したヨシュアという名前のユダヤ人は、おそらく、実在したのでしょう。 しかし、彼の実在や、十字架上の死を含めて彼の人生に関して記録された、客観的な資料は一切、存…
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釈迦その人の思想

供養に関しても、お釈迦様の教えはこうだから、こうでなきゃいけない、というドグマから開放されるために、釈迦の思想について、書きます。 一般には原始仏教、初期仏教の思想が釈迦の思想として語られますが、もっと厳密な研究による、それとは異なった姿を描きます。 仏教の起源になった釈迦族出身のゴータマ・シッダールタという人物は、紀元前…
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送迎儀礼と供養

「通過儀礼と供養」のカテゴリでは基層文化のコスモロジーの「時間」と供養との関係を扱いました。 これに対して、この文章は、「空間」を扱います。 現代人でも、無意識の中では、聖なる空間と俗なる空間を分けています。 葬祭・供養は、常にそのコスモロジーの中で、特定の場所に基づく意味があります。 現代人は意識していなくても、それ…
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供養を行う側の通過儀礼

「通過儀礼と供養」というテーマで書いた一連の考察の最後の文章です。 古い文章から、順にお読みください。 供養は主に③のプロセスを歩む故人の通過儀礼として行います。 しかし、これを主催する、参加するのは、この世の①②の段階にいる人間です。 供養は、それを行う側の人間にとっても通過儀礼と同様の役目を果たします。 通過…
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成熟儀礼

(続き) 多くの神話では「文化(智恵)の獲得」は同時に「死の発生」、「楽園喪失」でもあったと語られます。 合理的な理性や文化の獲得には、永遠性を喪失するという負の面があるわけです。 神話によっては、文化をもたらした英雄が、その後再度、「不死の獲得」に向けて旅立ちます。 成人後の成熟の儀礼の原型をここに見ることができます。 …
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成人儀礼

(続き) 近世では神仏に詣でることが儀礼の基礎ですが、本来の儀礼の本質は、この世の創造の母体としての他界(=死)と対面して、人格を成長させることでした。 最も原初的な成人儀礼は、洞窟か森の中の儀礼用の小屋で行いました。 洞窟は他界であり、地母神の子宮であり、洞窟から出ることで、新しい人格として再生します。 森も他界であり、小…
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4つのプロセス

(続き) 各プロセスには、細かくいくつものプロセス(身分と通過儀礼)があります。 日本の例では… ① 成長のプロセス 誕生(受胎→出産)→名付祝→初宮詣→七五三(子供組加入)→十三参り→成人式(若衆組加入)→結婚・就職 成人になるには、社会的な知識、合理的な智恵、生活力が必要です。 ② 成熟のプロセス …
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大きなライフサイクル

供養は通過儀礼と表裏一体のものです。 伝統的な文化における通過儀礼の意味を、大きなライフサイクルの中で捉え、供養の意味をその中で位置づけてみます。 まずは、「大きなライフサイクル」についてです。 伝統的な基層文化では、人間(の魂)を大きなサイクルの中で考えます。 この世に誕生し、成長して成人し、成熟して長老になり、死…
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まとめ

「仏教思想と供養」のテーマで書いてきた一連の論考のまとめです。 古い投稿から順にお読みください。 最古の経典では釈迦は死後について語らず、教義を持つこと、宗教儀式、戒律を否定しています。 インド新仏教は「合理的」に魂も転生も否定するので、葬儀や供養にも意味も置きません。 上座部仏教、チベット仏教は「自業自…
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日本仏教の先祖信仰との習合

(続き) 総じて言えば、日本の仏教は浄土思想の影響を強く受ける一方、先祖信仰と習合したものとなりました。 浄土系以外の宗派も浄土思想に類したものを受入れています。 天台宗・日蓮宗の「霊山浄土」、真言宗の「密厳浄土」「都率浄土」、禅宗の「法性」など、名前は違えど、死後の世界は、六道輪廻のこの世の転生先というより、天国や常世に…
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大乗の浄土信仰と本願力回向

(続き) 大乗仏教の浄土信仰では、大きな思想的転換があって、功徳も供養も不要となります。 経典や宗派にもよりますが、大乗仏教は有神論化し、「信」を重視する「宗教」に変質しました。 多分、西北インドに相次いで侵入したイラン系王朝の元、ペルシャ・ヘレニズム文化の影響を大きく受けたからでしょう。 特に浄土思想は、典型的に…
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回向と追善供養

(続き) 「供養」という言葉は仏教用語だと思います。 バラモン・ヒンドズー教の「プージャ」を仏教が取り入れて、それを漢訳したものです。 「プージャ」の意味は、神や先祖をもてなし、代わりに何かをご利益をいただくことです。 世界中の伝統的な祭り、宗教儀式の基本はこれと同じだと思います。 仏教では、仏などにお供えをすることに加え…
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無記から自業自得へ

仏教にとって供養とは何かについて、その複雑な問題を明確に解きほぐしたいと思います。 日本の仏教の供養の論理を聞いても、疑問が次々浮んできて、よく理解できないのではないでしょうか? 折衷的に、後からつぎはぎでこじつけて作られたものなので、当然そうなってしまいます。 ですから、釈迦はどうだったのかという原点から歴史を追いつつ、…
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救いと経済

「救いと経済」というジャンルでの、一連の論考の最後の文章です。 古い投稿から順にお読みください。 『お寺の経済学』は、仏教の心の救いの部分に関しての経済的な分析にはほとんど立ち入っていません。 文庫版の補論で山形浩生氏がこのことを指摘し、論考しようとしていますが、「非金銭的経済」と言うだけです。 経済人類学が…
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中島隆信『お寺の経済学』批判

中島隆信氏の仕事の特徴は、経済学があまり対象にしていないような領域を経済学的な発想によって分析することです。 私は寺院関係のものしか読んでいませんが、彼が行っていることは根本的にナンセンスな部分があると思います。 経済学の対象を広げようとしているにもかかわらず、経済学が拠って立つ「市場」の概念や、経済学の理論的枠組について無自覚…
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