テーマ:通過儀礼と供養

供養を行う側の通過儀礼

「通過儀礼と供養」というテーマで書いた一連の考察の最後の文章です。 古い文章から、順にお読みください。 供養は主に③のプロセスを歩む故人の通過儀礼として行います。 しかし、これを主催する、参加するのは、この世の①②の段階にいる人間です。 供養は、それを行う側の人間にとっても通過儀礼と同様の役目を果たします。 通過…
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成熟儀礼

(続き) 多くの神話では「文化(智恵)の獲得」は同時に「死の発生」、「楽園喪失」でもあったと語られます。 合理的な理性や文化の獲得には、永遠性を喪失するという負の面があるわけです。 神話によっては、文化をもたらした英雄が、その後再度、「不死の獲得」に向けて旅立ちます。 成人後の成熟の儀礼の原型をここに見ることができます。 …
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成人儀礼

(続き) 近世では神仏に詣でることが儀礼の基礎ですが、本来の儀礼の本質は、この世の創造の母体としての他界(=死)と対面して、人格を成長させることでした。 最も原初的な成人儀礼は、洞窟か森の中の儀礼用の小屋で行いました。 洞窟は他界であり、地母神の子宮であり、洞窟から出ることで、新しい人格として再生します。 森も他界であり、小…
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4つのプロセス

(続き) 各プロセスには、細かくいくつものプロセス(身分と通過儀礼)があります。 日本の例では… ① 成長のプロセス 誕生(受胎→出産)→名付祝→初宮詣→七五三(子供組加入)→十三参り→成人式(若衆組加入)→結婚・就職 成人になるには、社会的な知識、合理的な智恵、生活力が必要です。 ② 成熟のプロセス …
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大きなライフサイクル

供養は通過儀礼と表裏一体のものです。 伝統的な文化における通過儀礼の意味を、大きなライフサイクルの中で捉え、供養の意味をその中で位置づけてみます。 まずは、「大きなライフサイクル」についてです。 伝統的な基層文化では、人間(の魂)を大きなサイクルの中で考えます。 この世に誕生し、成長して成人し、成熟して長老になり、死…
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